メッキはれっきとした 日本語 『メッキ』は、カタカナ表記されることが多く、外来語のイメージですが、実はれっきとした日本語なのです。 もともと滅金(めっきん)といい、金と水銀を混合するとアマルガム化して金色がなくなり、銀白色になる現象を指しています。これを利用してアマルガムを銅などの表面に塗り加熱すると、水銀は蒸発して膜状の金が銅の表面に付着するのです。昔の仏像には金銅製が多く、ほとんどが金メッキを施したものです。 『金張り』は、銅などに金を熱と圧力を加えて合金のように密着させる方法です。 金張りの製品には必ず極印が押され、台金の卑金属と表皮の純金との割合が表されています。 たとえば『1/10 12K GF(ゴールドフィルド)」・・・・1/10とは台金と表皮の重量の割合であり、12Kはカラット数、GFは金張りを表す記号です。なお、金張りに用いるカラット金は10K以上、台金との重量比は1/20以上と決められており、それ以下のものは金張りではなく『薄張り」といわれます。(記号もRGPの表示)